展示ゾーンのメディアウォールは大面積の映像構成で、それぞれ2つのテーマの映像が映し出されます。
展示ゾーンのメディアウォール、1つ目のストーリーは、
韓国を代表する建築物、ロッテワールドタワーでご覧いただける韓国の美しさに関する映像です。ここを訪問されるお客様に韓国の名所、建築物、文化財、伝統芸術などを時間要素と合わせて映像を制作しました。
韓国のいたるところのささやかな情緒から、驚異的な大自然の美しさまで、36の大型スクリーンを通して感動的な映像をご覧いただけます。
次は、展示ゾーンのメディアウォール、2つ目のストーリとして、
世界のあちこちに存在する様々な文化遺産と超高層ビルを1つの空間に集め、ロッテワールドタワーと調和するパノラマとしてご覧いただく空間です。
世界という空間と、その中で暮らしていく人々、それらが繰り広げる様々な物語をストーリー化し、ロッテワールドタワーの雄大さ、巨大さ、広さのイメージと、そのすべての根本となる人間、愛などのヒューマニズムを同時に表現しています。
ロッテワールドタワーはどんな建築資材を使って建築されたのでしょうか?
このスペースでは主な建築資材をテーマにした4点の芸術作品が展示されています。
4点の作品とは、ロッテワールドタワーの施工に使われたガラス、鉄筋、コンクリート、大理石などの4種類の建築資材と同じ物性を扱う4人の芸術家が、それぞれ文芸、建築、工芸を象徴するアートワークとして制作した立体造形物です。
ここでは韓国を代表する芸術家の実際の作品と、韓国の最先端製品であるタワーギャラリーの映像が結合した融合コンテンツをご鑑賞いただけます。
チェ・アミ
作品名: ウンガビ
材料: キャストガラス
この作品は韓国の創意性を象徴する筆と書体を利用して、韓国の伝統的な調和美を視覚的に表現した作品です。
作品名である「ウンガビ」は韓国固有語で、「ほのかな中に光を発せよ」という意味。調和を重要視する韓国の美と韓国固有の創意性を意味すると同時に、韓国最高のタワーとして光を放つロッテワールドタワーの姿を象徴する作品名です。
約2万個のカーテンウォールで施工されたロッテワールドタワーの外装材である「ガラス」を材料に、建築物のモチーフとなった「韓国の筆」を象徴化した作品です。
ソン・ウンチャン
作品名: I'm fine
材料: スチール、ウレタン塗装
この作品は、M9.0の強震と風に耐えられる構造で総計5千トン以上の鉄筋と鉄骨が使われたロッテワールドタワーを、韓国の気品を象徴する「松の木」の気性と気概に寄せて表現した作品です。
風雪に耐えながら堅固に立つ松の木をモチーフにして、地震や風にびくともしないロッテワールドタワーを象徴的に表現し、ロッテワールドタワーの高難易度の溶接技術を反映するように、それぞれの枝は鉄を一つ一つ繊細に溶接して、忠義を象徴する韓国の民族精神を表現しています。また、松の木の幹の部分は高難度の技術力が立証されたロッテワールドタワーの建築工法の中核をなす「ダイアグリッド」工法を象徴しています。
キム・サンギュン
作品名: 風景2016-宮
材料: グラウト(特殊コンクリート)
この作品は、ワールドタワー建築の核心要素である特殊コンクリートの配合、圧送技術を象徴する材料で韓国の伝統建築物を制作した作品です。コンクリートキャスティングという独創的な作業方式により国内外から注目を集めている彫刻家、キム・サンギュン作家が、韓国建築の気品あふれる「韓屋」建築の集大成である「王宮」をコンクリートで作り上げました。
朝鮮時代に漢陽(現在のソウル)で最も美しい景色と神秘さをたたえた宮廷であった史跡271号の慶熙宮を、世界最高のワールドタワー建築の核心技術と核心要素である「コンクリート」で再現し、韓国建築の輝かしさを表現しました。
リュ・キョンウォン
作品名: 千年の歳月
材料: 大理石
最後に、ワールドタワー建築のモチーフとなった韓国の陶磁器を、ワールドタワー建築の仕上材である最高級大理石で表現した作品です。特に、国宝第169号青磁陽刻竹節紋瓶の形の上に国宝第68号青磁象嵌雲鶴紋梅甁の鶴と雲の紋様をモチーフにして浮き彫りにした作品です。不老長寿を象徴する鶴と雲の紋様でロッテワールドタワーだけではなく、訪問される皆様の健康と安寧を願う気持ちを込めました。
展望台をご訪問くださいました皆様、間もなく展望台に向かう第一歩が始まります。
今ご覧いただいている正面と天井、左右には4枚のスクリーンが設置されています。間もなくエレベーターが出発して、地下から展望台まで上がる間、皆様の目の前にはソウル発展の中心にあった慶福宮から始まり、南山周辺の暮らしや近現代の発展のきっかけとなる汝矣島の様子と漢江の奇跡、江南の発展の様子が連続的に映し出されます。
また、ワールドタワーが位置している蚕室では、韓国最高の建物が建てられる様子をタイムランス技法で鑑賞いただき、最後に555mのタワーを越えて繰り広げられる天上の空まで到達します。